画像生成AI デザインへの活用
画像生成AIとは?
人工知能(AI)を使用して、入力されたテキスト(プロンプト)や画像を元に、画像を自動で生成する技術のことです。たとえば「夕焼けのビーチ」と入力すれば、AIがそのイメージに合った絵や写真を生成します。AIが大量の画像データを学習し、そのパターンを基にクリエイティブなビジュアルを作り出すことで、デザインやアート制作の効率を高め、新しい画像を作り出すことができます。
デザイン業務との関わり
デザイン、アート、広告など、特にクリエイティブ業界で注目を集める画像生成AIは、デザイナーにとって創造性と効率性の両面で重要な役割を果たしています。
弊社のデザイン業務でも、アイディア出しやラフ案作成の際に活用することがあり、多様なビジュアルを短時間で生成してくれるので、よりクリエイティブな部分に時間をあてることができ、仕事の効率化につながっています。イメージしたものから離れたビジュアルが生成された場合でも、新たなアイディアへのヒントになることもあり、結果多くのインスピレーションを得ることができます。また、AIが自動生成したビジュアルを基に修正やアレンジを加えることで、デザインのクオリティやオリジナリティを高めていくこともできます。
Photoshopを使った画像生成
今回はAdobeのPhotoshopを使って、ゼロからの画像生成と、元画像を利用した画像生成を少しご紹介します。
ゼロからの画像生成
元画像がなくても、プロンプトを入力するだけで画像を生成することができ、さらにアートか写真、3Dやアクリルなど画像のタッチも選択することができるので、同じプロンプトでも多様なバリエーションを作成することができます。
細かな表現や調整などをしたい場合、複数のプロンプトを入力する必要がありますが、右上の画像のように「オーロラ」という1つの単語からでもクオリティの高い画像を生成することができます。
元画像を利用した画像生成
Photoshopに新しく実装されたAI生成機能「生成塗りつぶし」機能を使って、① 背景画像の拡張 ② 背景画像の変更 ③ 画像内へのオブジェクト追加/変更 を行います。
① 背景画像の拡張
元画像のカンバスサイズを広げ、画像生成(プロンプト未入力でok)するだけで、元画像には写っていない部分の背景が生成されます。どこからが生成された画像かわからないぐらい自然な仕上がりのため、画像の質も保ちつつ、縦横比の変更にも対応することができます。
② 背景画像の変更
鹿以外の背景を選択し、それぞれプロンプトを入力。遠近感があり、地面に落ちる影までリアルに表現された背景を1分も経たずに生成してくれます。
③ 画像内へのオブジェクト追加/変更
オブジェクトを配置/変更したい場所を選択してプロンプト入力すると、元の画像に馴染むようにオブジェクトが配置/変更されます。生成したオブジェクト毎にレイヤーを作成してくれるので、編集作業がスムーズに行えるのも大きなメリットです。
今回は画像生成AIをテーマに、デザイン業務との関わりや、Adobeソフトを使った例などをご紹介しました。使い方次第で制作の幅が広がる画像生成AIを上手に活用していきましょう。
このように弊社では新しい技術もとりいれながら、デザインだけでなくWebやアウトソーシングなど幅広い業務を行っております。気になった方は、ぜひ下記よりお気軽にご相談ください。